「子どもは親を選んで生まれてくる」…
こんな話を聞けば何か宗教的な思想を感じます。
けれどもこの本の著者は医学博士、
池川クリニック院長として毎日
お産の現場と向き合っておられる先生です。
この本によると小さな子どもには"胎内記憶"と
いうものがあるのだそうです。
お母さんのお腹の中にいた時の記憶です。
「お腹を撫でながらこんな話をしてた。」
「おばあちゃんがこんな風に喜んでた」…
子ども達が語る記憶は驚くほど事実と一致
していることが多いといいます。
また胎内の記憶だけでなく、そのもっと前
子ども達は雲の上のような場所にいて
そこでお母さんを選んで胎内にやってくるといいます。
実際にそんな話をする子ども達が多くいて
その話の内容は、たとえば若くて結婚する前の
お母さんの着ていた服装とか、
子ども達が知るはずもないことを
話してくれたりするのだそうです。
"出産"という奇跡の物語はよく
宇宙とつながっていると語られます。
胎内で成長する胎児は地球上の生物が
38億年かかって進化してきた過程を
わずか10ケ月ほどの間に再現して生まれてきます。
出産の時、何か自分が宇宙のどこかと
つながっているような感覚になるということも、
たとえばちびまる子ちゃんの作者、
さくらももこさんが、その著書で語っています。
「そういうふうにできている」→こちらの記事です。
この本の中で彼女は
「肉体と別のエネルギーを感じた。」と述べています。
そして池川先生はこの本の中で
子ども達の不思議について
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「宇宙には意志があるように思えてなりません。
おそらく宇宙には『こうありたい』という意志があって
それを具現化するのが人間なんでしょう。」
「物質文明にどっぷりつかっている現代人に
宇宙の大きな摂理が働いて
『見える世界だけがすべてではないよ。』と
教えてくれているのでしょう。」
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と書いておられます。
宇宙の法則・宇宙の摂理はあなたの誕生の瞬間から、
いやもしかしたらそのもっと前から
あなたの心の中にあらかじめインプットされている、
そういうことなのかもしれません。
子どもは親を選んで生まれてくる / 池川明